まねら部! 低資産30代セミリタイア日記

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「敗者のゲーム」の読書メモと感想

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世界100万部の超ロングセラーである「敗者のゲーム」を読みました。

確かにこれは名著です。

 



読書メモ

気になったところを残します

投資の4つの基本原則

  • ① 投資の最大の課題は、株式・債権・不動産などへの長期的な資産配分の決定である。
  • ② 長期的な資産配分の決定に際して、考慮すべき点は、将来何にその資産を使うのか、いつ資金が必要になるのか、決めたとおりに守り抜けるのか、という点である。
  • ③ 資産を種類ごとに幅広く分散する。暴落は突然起きる。
  • 決めたことを一貫して忍耐強く実行する。上昇相場は相場の最悪期に起こる。一喜一憂したときの損失は大きい。「方針をきちんと立て、方針通りに行動すること」

ミスターマーケットとミスターバリュー

  • ミスターマーケット
    • いたずら好き、気分屋、情緒不安定、いろいろしかけて投資家の気分を惹かせて売買させようとする
  • ミスターバリュー
    • 無表情、たんたんと財やサービスを生産して分配しつづける、地に足のついた仕事をする。楽しくはないが経済そのものを動かしている。
  • 長期的にはミスターバリューがミスターマーケットに必ず勝つ

長期投資で成功するには、ミスターマーケットに振り回されずにしっかりと自分の投資方針を堅持しなければならない。

ミスター・マーケットは、私たちを短絡的視野に陥れようといつも企んでいる。投資において最も難しいのは最善の投資計画を作成することではなく、株式市場がどんなに変動しようとも、長期的視野に立って、自分の決めた投資計画から外れないことだ。(P56)

投資の成功の秘訣

  • 投資家の知的能力と情緒面の能力によって決まる
  • 知的能力は企業分析や情報収集などができる能力
  • 情緒面は市場の暴落・暴騰において冷静を保ち合理的判断できる自己抑制能力

株式市場の3つのリスク

1.個別銘柄リスク

2.セグメントリスク

3.市場リスク

市場リスクは回避できないが、個別銘柄リスクとセグメントリスクは回避可能。インデックス投資でリスクを市場リスクのみに抑えるさせることができる。

 

個人投資家のための十戒

  1. 貯蓄する

  2. 相場の先行きに賭けてはいけない。

    • あなたが相手をするのはプロであることを自覚するべき
  3. 税制上有利という理由で動いてはいけない。

  4. 自分の住宅を投資資産と考えてはいけない

    住宅は家族の生活の場であり、それ以上のものではない。多くの人が2008年の住宅価格の暴落で実感したように、住宅は金融的な意味で投資対象とは言えない。しかし、家族の幸せのためには意味がある。

  5. 商品取引は考え物である。

    コモディティ取引は、投機だ。経済的付加価値を生まない以上、投資とは言えない。

  6. 証券会社と投資信託会社の担当者には気を付けること

    • 彼らの仕事は、あなたを儲けさせることではなく、あなたから儲けることであるから。
  7. 金融商品に投資してはならない。

    • 投資家に保有されるためではなく、投資家に売るために設計されているから。
  8. 債権に投資してはならない

    • 債権は長期運用にとって真のリスクであるインフレに弱いため。
  9. 長期の投資目的と投資方針、資産計画を書き出し、それに沿って行動すること。

    • 最低でも10年に一度、できれば毎年それを見直すこと。
  10. 直感で投資してはならない

    • 長期運用に売買は不要。売買はしなければしないほどよい。

感想

前から気になっていてやっと読みましたが皆さんが推しているだけあって確かに名著でした。統計学に基づいて株式市場を説明しているのですが、難しい数式や用語もなく一般時でも読みやすかった。筆者が多用していた「平均への回帰」はイメージしやす言葉ですね。

 

この本で筆者がいいたいことは、個別株を買わずにインデックスファンドを買って保有しつづけることが「敗者のゲーム」に参加せずに株式で成功できる方法であると述べています。

一般人が高学歴で馬車馬のように働いて、情報量も多く、超優秀なファンドの人たち相手に勝てるわけがないからです。

 

ファンドにおいても、アクティブファンドは手数料などのコストが上乗せさるため市場パフォーマンスには勝てないため、インデックスファンドを買うように強調しています。

 

投資においては「決めたことを一貫して忍耐強く実行する」ことを繰り返し強調していますが、ほんとうにその通りだと感じた。

投資で成功(失敗しない)のはこれにつきると思うのです。私たちは、自分が立てて投資方針に守らずに、急に高騰した株に飛びつて購入したり、暴落した保有株を慌てて売却したりしてしまいます。

これでわたしも今まで何度も痛い目を合ってきました。

 

ウォーレン・バフェットも投資で成功するのに必要な能力は、「意思決定のための適切かつ知的なフレームワークと、それを働かせないような力から感情を一定に保つことができる能力」と言っています。

 

ミスターマーケットに踊らされずに、直感で投資することなく、自分が立てて投資方針に沿って、これからも実直に投資を続けていこうと思いました。

 

ではまた!!