ウォーレンバフェットのドキュメンタリー映画です。バフェットについてはほぼ名前だけで詳しく知らなかったので良い機会だと思い視聴しました。バフェットが自身の幼少期からの人生、投資について話しているところを見れるのは貴重。
現在はバフェットの名前に便乗したもの(書籍やSNS)が多いので騙されないためにも、株をやっている人ならバフェットについて知っておいて損はないですよね。
ちなみにこの映画の製作会社はあのゲームオブスローンズのHBO。ドラマ以外にも幅広く製作してるのですね。
- youtubeのサンプル動画
視聴メモ
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13歳で確定申告
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母校の高校生に対して
もし私がきみたちに車を買い与えると言ったとしよう。好きなものを何でも選んでもいい。ただし1つだけ条件がある。君は選んだ車に一生乗り続けなければならない。生涯その車以外は乗ることはできない。そうと知れば君はその車を大事にするだろう。私が言いたいのは、車は買い替えられるが肉体と精神は替えがきかない。君たちは与えられた肉体と精神を一生運転し続けるんだ。
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毎朝自家用車で自分で運転して出社。出社途中にマクドナルドで3ドル前後の朝食を買っている。
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子ども時代は読書の虫。
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「1000ドルを作るための1000の方法」を読む。その中の方法1つの体重計の販売において原価と利益を算出、そして利息表を作成していつ自分が大金もちになるのかをシュミレーションしていた。
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子どものときに新聞やお菓子の訪問販売をして小遣い稼ぎしていた。
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数字に強く、暗記力がいい。当時の人口などすぐ言える。
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バフェットは父を尊敬している。
父の存在そのものが私の人生最大の贈り物だった。
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父親は株式売買人だったが、世界恐慌で職を失い投資会社を設立。その後下院議員になる。
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父親のオフィスで投資の本を初めて読み、オフィスの本をすべて読みつくす。
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母親は社交的で、当時の計算機より暗算が早く数字に強い。
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バフェットは勉強しなくても成績はオールA。ネブラスカ大学を卒業をしかしハーバードの大学院にいこうとしたが落ちる。
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他大学を調べている時にバフェットが師としているベンジャミン・グレアムが教鞭をとっていたコロンビア大学院に進学。
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バフェットがベンジャミン・グレアムから学んだ2つの鉄則
ルールその1「絶対に損をするな」
ルールその2「ルールその1を忘れるな」
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学生時代は女性にモテなかった。初デートで霊柩車で迎えいにいって彼女にやじらる。霊柩車がカッコいいと思っていた。
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あがり症で人前で話すことが苦手だったので、デール・カーネギーのあがり症を克服する講座を受講。
あの講座が私の人生を劇的に変えた。オフィスにはネブラカス大学の学位記もコロンビア大学の修士の証書もない。だがカーネギーの講座の修了証書は飾っている。
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卒業後は投資のパートナーシップの会社を設立して着実に利益を出す。
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1958年に購入した一軒家に今も住んでいる。
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妻の影響で公民権運動に参加
キング牧師の演説は人生で最も受けたものの1つだ
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1965年に繊維会社のバークシャーを買収。
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現在も1日に5~6時間は新聞や本を読む
座って延々と考えことをするのが好きだ。収穫のない時もあるが純粋に楽しいんだよ。ビジネスや投資の問題を考えるのがね。人間の問題より簡単だ。ビジネスには大抵いい解決策があるからね。
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バークシャーの株主総会はパーティー。お祭り騒ぎのイベントでバフェットが歌ったりもする。
すぐ売るつもりで買っていない。生涯持ち続けるつもりでうちの株を購入している。バークシャーではみんなが報告書から情報を得る。私たちはアナリストの意見を聞かない。知りたいのは株主の意見だ。
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価値観の違いから妻スーザンはバフェットから離れて別居生活。離婚はしない。妻に紹介された女性とバフェットは暮らす。妻の死後、その女性と再婚する。
年月を経て人への理解が深まった。投資は本で学べるが、人間を学ぶには経験を積むしかない。その点においては昔より賢くなった。
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妻スーザンの死後に妻の意思を継いで、巨額の資産をビルゲイツ財団に寄付。
私が一生で使うのは資産の1%以下だ。残りの99%強は他の人に使われる。私には必要ないからね。自分は使わないお金だからね。必要な人に渡さないのはバカげてる。
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自分が成功したのは運がよかっただけ。
私がこの地位にいるのは運の問題だ。私が米国に生まれる確率は40体1。男性が生まれる確率は50対50だから、米国で男性として生まれる確率は80対1。これが私の人生を決めた。私は他社より優れているわけじゃない。これは単に運の問題なんだよ。
感想
- もっと堅物な人かと思っていましたが、ジョークを言うユーモアのある人だなという印象
- あとドケチ(無駄なものに金を使わない)なのは好印象。毎朝マクドナルドを食べてるし、昔に購入した一軒家に住み続けている。
- ビルゲイツと馬が合い仲がいいのも納得。
- ウォーレンバフェットは賢く天才であるけれども父親の影響は大きいと感じた。投資家・実業家である父親のもと、子供のころから株に慣れしたしみ、かつ父親は下院議員になっているところをみるとやはり一般人の環境とは大きく違うなと思った。
- 全体的にバフェットのよいところばかりの構成。もっと黒いところをあるはずだからそこも描いて欲しかった。
- エンディングに流れる曲は「Somewhere Over The Rainbow」なんですが、バフェットが歌っていて味があってよかった。
ではまた!